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歴史小説>「宮尾本 平家物語」宮尾登美子 [fuzzyな日記]

平家と源氏 戦国時代や幕末期に押されやや人気低迷ですが、私が最初に歴史物に興味を持ったのは、源平でした、我が家の家紋が「丸に笹竜胆」であっつたため、源氏・・義経の本を小学生の時に読んでからです。
以降、出身も東国(静岡・東京)ですから伊豆・鎌倉など源氏縁の地を訪ねることも多く、完全な源氏贔屓でしたし、関が原も東軍、戊辰戦争も幕府軍と、東日本に肩入れしていましたが、最近、戊辰戦争以外は関が原の西軍、源平合戦も平家に興味が移り、読む本を探してしまいます。
「宮尾本 平家物語」宮尾登美子女子の作品です。宮尾女史の作品は平清盛の幼少期から平家の栄枯盛衰を全4巻に書き上げています、女流作家ならではの女性の視点で源平を捉えたもので読みやすく細やかな文章に仕上がり、平家の最後の件や都を追われる義経の件は胸が痛みます。
2005年大河ドラマ「義経」はこの作品と「義経」を参考に脚本が書かれドラマ化されました。また、宮尾女史の作品では、2008年「天障院 篤姫」大河ドラマになっています。
平家を扱った作品は、吉川英治氏「平家物語」池宮彰一郎氏「平家」が有名です。どの作品にも共通していえるのは、とにかく大作で長いので読み終えるのにかなりの時間を要してしまいます。
さらに、平家の公達・武将の名前が似かより覚えるのが大変なので、有力・有名な人を事前に頭に入れておくのが必要ですね、インパクトの強い武将が少ないのも要因かな。(清盛の嫡子だけで、重盛・基盛・宗盛・知盛・重衡・知度・清房・清定、兄弟孫など含めると大変なのです)*三国志より覚えるのが大変かも。巻末に、家系図・婚姻系図が付いていますよ。インパクト大は、能登守教経・薩摩守忠度・能などで敦盛かな
*平氏と平家、源氏と源家違いは?いろいろな説があるようです。
平氏は桓武天皇を祖とする以外に三つの平氏が存在します、平家は桓武天皇が祖の伊勢平氏(清盛の一門の家系)のみを指す説が一般的ですね。瓶子(へいし)は徳利を指し出陣の際、割ってしまうのが忌み嫌われ平家と呼ぶ説もあるようです。
源氏は清和天皇を祖とし、その家系が分裂・転地を繰り返したので、貴族の源家(光源氏など)と武家の源家に
わかれ、武家一門は河内源氏が棟梁とされています。戦物に出てくる源氏は全てと謂って良いくらい河内源氏です。(頼義・義家・義朝・頼朝・義経など)
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miy.jpg32739533273952        全4巻<青龍之巻・朱雀之巻・白虎之巻・玄武の巻>

歴史物に限らず、メインに描れた方に、小説にしろドラマにしろ(洗脳?)想いが傾倒していくのは、良くあることですが不思議です。巨人ファンがイキナリ阪神を応援してしますのと同じですからね。やはり、熟慮していないのでしょう(未熟ですね・・・もっといろいろ読まねば)、私を含め日本人に多い判官贔屓はしかたありません。
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タッチおじさん

沢山読めば読むほど、無駄が解ります、無駄が解るまで読むことです、大切な事は自分の有り方です
又小説にはその時代の生活全てを知る事です、何が不足し、何を食べ、なにを身に付け、何に喜びを感じたか、言葉以外の世界を感じる事です

生意気の様で御免なさい、参考にして下されば幸いです
by タッチおじさん (2009-10-21 03:56) 

fuzzy

タッチおじさん、歴史物はほんとうはどうだったか自分なりの結論を出したくて読んでいます。確かに本を読みその場面・時代に自分が飛び、入り込まなければ理解できないですね。
by fuzzy (2009-10-21 11:35) 

袋田の住職

原作には佐竹氏も登場するはずなんですが、
現代に発刊される平家物語ではあまり出てきません。

by 袋田の住職 (2009-10-21 20:07) 

fuzzy

袋田の住職さん、佐竹氏は平氏で反源氏でしたね、平家物語では頼朝の挙兵の際に源氏との戦います、しかし敗北したため平家との戦いには出てこないのでしょう。復権したのは鎌倉幕府軍として奥州討伐に参加したためですね。確かそのような感じかな。
by fuzzy (2009-10-21 22:17) 

アテンザ23Z

平家と言えば、福井県武生にある城福寺が思い出されます。
平家一門ことごとく滅亡していく中で、池禅尼の一族だけは保護せよと源頼朝の厳命で池一族だけが残り、城福寺で平家一門の菩提を弔っているのだそうです。
全国でも平家を弔った寺はここだけと、ご住職から伺いました。
by アテンザ23Z (2009-10-24 19:46) 

袋田の住職

そうですね。佐竹氏は源氏でありながら、平家政権に近づいていましたので、頼朝とは、敵対関係にありました。
佐竹一族には奥州藤原氏の姫が嫁いでいたので、頼朝は警戒したのでしょうね。
やはり、奥州に関係の深い義経も頼朝から冷遇されてましたし・・・
by 袋田の住職 (2009-10-24 22:11) 

fuzzy

アテンザ23Zさん、頼朝は冷血感の印象ですが、命を助けられた池禅尼には深い感謝を示していましたね、頼朝・義経共、平家に対し元々強い憎悪を持っていたようには私は感じません、武家の宿命が打倒平家に突き向かわせたように感じます。ありがとうございます。
by fuzzy (2009-10-25 10:37) 

fuzzy

袋田の住職さん、源氏は頼義の時代から奥州に対し異常な執念をみせていましたね、いつか奥州を我が手にの想いは血脈とも謂えるのでしょう、奥州藤原氏は後門の虎、おっしゃるとうり佐竹氏・義経共頼朝には脅威の先鋒だったのでしょう。
by fuzzy (2009-10-25 10:43) 

袋田の住職

なるほど、頼朝は八幡太郎義家、佐竹秀義は新羅三郎義光の血を受け継いでいますので、血がそうさせるのでしょうね・・・

by 袋田の住職 (2009-10-25 14:44) 

fuzzy

袋田の住職さん、義家・義光兄弟は奥州に兵を進めたが、結果奥州藤原氏の成立を許してしまいました、その藤原氏と姻戚関係の源氏一門の常陸佐竹氏は危険分子なのでしょうね、平家は同門で戦いをしませんでしたが、源氏は違い保元の乱では父子が敵同士、木曽義仲・義経を討つなど
逆の行動をとります、佐竹氏は微妙な立場だったでしょう。
ところで、常陸の雄・佐竹氏は歴史上では大きな動きを見せなかったのは不思議でなりません。
by fuzzy (2009-10-25 18:12) 

えなり


おっさん童★貞が15万ゲットォォォ!!!!
若いコに筆おろししてもらえるとかマジ勝ち組すぐるwwwww

ていうか女とやるって意外とカンタンなんだなwwww
最近じゃ俺のメタボディを武器に、おにゃのこハメまくりっすよ!(*゚∀゚)=3
http://hk11uwa.becquerel.tubuyaku.com/hk11uwa/
by えなり (2011-04-03 03:57) 

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