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信州諏訪:天下の奇祭「御柱祭」 [fuzzyな日記]

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今年は、長野県諏訪地方の奇祭「御柱祭」(正式名称は式年造営御柱大祭)が行われる年です。7年に1度(数えで7年)諏訪が燃えます。この祭りは日本三大奇祭の一つとされるほど有名なのです。
*日本三大奇祭は、「御柱祭」に秋田男鹿市「なまはげ」山梨富士吉田市「吉田火祭り」と謂れますが、奥州市黒石寺の「蘇民祭り」岡山市西大寺「裸まつり」とする説もあります。
御柱祭と私の繋がりは、母が諏訪地方出身で私もまだ小学生でしたが、1度だけ最終日フィナーレを飾る「建御柱」観ることがありました、頭の中には里曳きの際の木遣・進軍ラッパが蘇るほど印象深いです。御柱は生活習慣の中にも獲りこまれ、従妹の結婚式でも余興として友人達が木遣の唄われる中、ミニ御柱を曳きまわしお祝いをしいていたシーンがありました。(実に興味深い余興でしたね)
祭りは長さ17m直敬1m重さ10tの巨木を山から切り出し、「メデとこ」と謂われる角のような柱をV字に付けた柱(上社の柱)を豪気な山出し、そして木落しは30度の坂を御柱が落とされ毎回負傷者や死者まで出ることもある勇壮かつ危険な山出しのハイライトです。その後木落しと並ぶ危険な川越えを経て、里曳きされ諏訪大社に建立されます。(建立される大社は上社・下社を始め各所に在り、諏訪全体が1年中御柱に染まります)
祭りの起源は古く平安時代以前とされています、また諏訪地方は神話の世界からの古い土地であり「日本書紀」にも記載されている歴史的な地域なのです。また諏訪大社は多くの武将が軍神として崇めています、古くは坂上田村麻呂を始め源頼朝・武田信玄・徳川家康などが崇敬しています。
もう1回は観に行きたい「御柱祭」、見逃すとまた丸6年後にしか訪れません、本当に生きている内に行かなきゃと思います。もし、行こうかなと思う方は、「御柱祭」公式HPを見れば、詳細・スケジュールやプロモーション画像などが出ています。
http://www.onbashira.jp/
今回の記事は、私が読ませて頂いているブログ、官兵衛さんの記事がヒントで、忘れていた思いで「御柱祭」が頭に浮かび書いてみました。官兵衛さんありがとうございます。
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朝霞自衛隊広報センター&スポーツネタ [fuzzyな日記]

昨日は、爺&婆+孫二人で朝霞陸上自衛隊の広報センターに出掛けてみました。我が家最寄りの西武線狭山市駅から西武新宿線:本川越駅、バスにて東武東上線:川越駅そして目的地最寄りの和光市駅、徒歩にて朝霞自衛隊駐屯地までの行程。和光市駅からは徒歩で15分強の距離にあり行きは良い良い帰りはしんどい位ですね。
途中の車窓からはやや早い?お花見風景も観られるなど、お天気が良く薄着でも十分な気温に恵まれました。東武東上線上り新木場行きに西武線の車両が走っていました、目ざとく孫が見つけ良く観ると確かに西武電車です、地下鉄に乗り入れている車両が東上線にまで行っているのですね不思議な気分です(西武と東武はライバルだ、なんて時代ではないのですね、汚い話ですが昔は東武のイモ・西武のウンコとけなし合ったのです)
まずは、自衛隊朝霞駐屯地の前にある、マクドナルドで腹こしらえし、テキサスバーガーの昼食、子供達は「ぜんまい侍」のお団子剣付きのハッピーセット、見回すとほとんどの子供がお団子剣を持っていました(人気?なのですね)目的地の広報センター到着。入場は無料(有料化の話も出ていますが昨日は無料でした)ちなみに駐車場も無料です。中に入り、お目当ての展示コーナーへ入ります。展示されていたものは、本物の迫力です。
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90式戦車>全長10M全幅7.5Mの雄大な姿、重量50tの重さにも関わらず時速70Kmのスピードで駆けます
44口径の砲門も凄さを感じさせてくれます。ちなみに1両の価格は8億円
AH-1S>通称「コブラ」の対戦車ヘリコプター、前後2人乗りで見た目は細いが攻撃力は相当なポテンシャルを誇る攻撃用ヘリコプターです、速度は230Km(思ったほど早くない?かな)価格は1機30億円(ビックリです)
その他に、AH-1Sのフライトシュミレーター>実際に乗った気分を味わえます(面白いので孫大喜び)
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3Dシアター、などなど。迷彩服も貸し出され子供達は着用しています。野外展示にも戦車・装甲車にヘリコプターなども展示されています。帰りは当然の如く、お土産コーナーがあります(自衛隊グッズやお菓子などなど自衛隊ならではのお土産があります、子供も大人も売店に入り込んでいました)
食堂の施設は有りません、飲料とアイスクリームの自販機とスナックフードの自販機は設置されていますが、食事は持ちこみが出来そうです(飲食は野外テラスしかだめなようですから、天気の良い日しか無理かな?)
なかなか、面白い施設でした、これならお奨めできるかなと思います。

スポーツネタを少々。
甲子園春の選抜もいよいよ決勝戦を迎えます。東京:日大三高と沖縄:興南の楽しみな対戦です。
日大三高は記録的な1インニング9人連続ヒットで10得点をあげ、広島:広陵を破り71年以来の優勝を狙います
興南は投打に秋の神宮大会覇者の岐阜:大垣日大を圧倒し初の決勝進出です。そして沖縄県勢3度目の優勝を狙います。(負けた大垣日大ナインが試合中から終了まで笑顔が絶えませんでした、爽やかなチームでした)
さて明日の決勝戦を占うと、どちらも攻撃陣が好調でコンパクトに好球必打を心がけた良いバッティングが目立ちます、投手力は興南が絶対的エース島袋の存在で力がやや上と感じますね。決勝戦は投打にバランスがとれた、興南が指笛の応援に押され紫紺の優勝旗を手にすると私は思います、とにかく甘いストレートをセンター方向に打ち返す素晴らしいバッティングが光ります、日大三高は先取点を挙げ自分のペースで闘うことが必要ですね。
今回の大会、私の予想は自画自賛できるほど当っています。波乱は一二三投手擁する東海大相模が初戦に福岡:自由ヶ岡の負けた以外は推奨チームがベスト4を占めました(嬉しいのです)応援する東京勢と沖縄勢決戦。
最後に勝利の女神はどちらに微笑むのか?素晴らしい決勝戦になることを期待します。
欧州チャンピオンズリーグは、本田所属のCSKAモスクワはアウェーで強豪インテルに0-1で敗戦も、地元での巻き返しに期待がかかります。初戦の本田は今一でしたが、存在感はチームでも目立ち次戦は活躍期待です。
バイエルンM(H)がマンU(A)に2-1で勝利、マンUルーニーが靱帯損傷で次戦絶望によりマンUピンチですがアウェーゴールを活かし地元で挽回出来るか注目です。(ルーニーが居ないのは如何にも不利ですね)
リヨン(H)がボルドー(A)に3-1で勝利、地力の差ですね。
アーセナル(H)がバルサ(A)と2-2の引き分け、アーセナルはバルサ2点リードから追いつくも、主将セスクとギャラス負傷で次戦は厳しい戦いとなりますし、アウェーゴール2も重いですね。
勝ち上がり予想は、バイエルンM・リヨン・インテル・バルサかな?今後も楽しみなチャンピオンズリーグです。
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剣豪>兵法3大源流?最強? [fuzzyな日記]

以前に、幕末の剣豪を記事にしました、今読んでいる本にも剣豪達が登場してきます、戦国期の剣豪です。小野派一刀流の小野忠明(神子上典膳)と、柳生新陰流の柳生宗矩(又右衛門)、そして二天一流の宮本武蔵(新免武蔵)です。
まずは、小野忠明は、伊東一刀斎の弟子で一刀流を継承、2代将軍:秀忠の旗本から指南役を務めた剣豪です。その流れは、中西忠太の中西一刀流・千葉周作の北辰一刀流に繋がります。さて伊東一刀斎は、富田流の富田勢源に師事し、富田勢源は念流の念阿弥慈恩(相馬義元)に師事、兵法第1の源流が念流と謂うことになります。念流からは、有名な馬庭念流が出てきます。木曽義仲の四天王の一人樋口兼光の末葉、樋口定次が開いたとされます。次に柳生新陰流は、柳生石舟斎(宗巌)は、剣聖で有名な上泉信綱に太刀打ちで負け、師事し柳生新陰流を興します、徳川将軍家指南役に抜擢されるのは、息子柳生宗矩(又右衛門)の代です。さて上泉信綱は新陰流、陰流を興した愛洲久忠に師事し、愛洲久忠は念阿弥慈恩に師事しています。次には、ご存じ宮本武蔵、新免無二斎「日下無双兵法術者の号」の子である、父はやや謎の人物で当理流を開き、将軍家指南の吉岡を破り(小説など一般的には武蔵が吉岡道場を破っているが、どうやら父無二斎のようである、訳が分からなくなってきました)将軍より「日下無双兵法術者の号」を賜った剣豪であるが、独自の剣を見出したタイプです。
兵法3大源流とされているのは、念流・神道流・陰流で、中条長秀の中条流を加えると4大源流となる。
神道流は鹿島・香取周辺の兵法の総称で、有名な塚原卜伝の鹿島新刀流、1撃必殺の薩摩示現流の東郷重位に繋がる、第2の源流であろう。しかし陰流は、祖の愛洲久忠は念流からの流れであるから、陰流と中条流は,念流が源流なのではと考えてします。3大源流でもなく、まして4大源流でなく、兵法剣術は、念阿弥慈恩(相馬義元)の念流と神道流がルーツと謂えるのだと考えられます。
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では、誰が一番強い剣豪か?人気投票なら、上泉伊勢守信綱と宮本武蔵が双璧でしょう。しかし実際には武蔵には?が付きますね。通説と秘話に大きく隔たりがあり過ぎ、父:無二斎と混同されていたので通説に確証がありません(強い相手とは闘わないので負けないと伝えられてもいます)、やはり、信綱と卜伝を双璧と考えるのが自然のようです。信綱は卜伝に教えを受けた経緯が在り、双璧としました。二人には多くの門人から剣豪と呼ばれる弟子が存在します、信綱は疋田景兼・丸目蔵人・柳生石舟斎、卜伝は足利将軍義輝・北畠教具を始め多くの大名なども門弟になっています。
*調べているうちに、頭の中がこんがらがってしまうほどの複雑さに、取り留めのない文章になってしまいました。
剣豪は強い奴が居ると聞けば、訪ね試合をしたり、教えを受けたりと強くなることに非常に貪欲なため、系統だって流派を興してはいないのが訳がわから無くなる要因なのでした・・・反省です。
剣豪小説を書かせたら、鳥羽亮氏と津本陽氏が双璧です、興味のある方には、お奨めの作家です。
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戦国武将ランキング>現代に求められる武将 [fuzzyな日記]

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11月12日の記事で私も戦国武将人気ランキングを記載しました、3月6日に朝日新聞が「今こそ求められる戦国武将」を読者アンケートでランキングにしていました。順位はどのよな結果であったか興味深く観てみました。
私が記したランキングは、1位>織田信長、2位>上杉謙信、3位>真田幸村、4位>伊達政宗、5位>大谷吉継、6位>武田信玄、7位>石田三成、8位>明智光秀、9位>徳川家康、10位>豊臣秀吉、次いで真田昌幸、直江兼続、島左近、島津義久などとしました。(あいくまでも私個人で無く、ランキングを総合的に見たものです)
今回見たランキングは、1位>織田信長、2位>上杉謙信、3位>真田幸村、(やはりベスト3は同じでした)4位>直江兼続、5位>徳川家康、6位>伊達政宗、7位>武田信玄、8位>豊臣秀吉、9位>竹中半兵衛、10位>石田三成、次いで黒田官兵衛、前田利家、明智光秀、毛利元就、山内一豊、真田昌幸、加藤清正、斎藤道三、島津義久、上杉景勝となっていました。理由は「リーダーシップがあった」「生き様・人柄に好感がもてる」などがあがっています。このランキングに関しては、戦国史研究の小和田哲男氏、作家の磯田道史氏が感想を述べています、人気不動の信長と下位に沈んだ秀吉の着目し、既存概念の捉われず有為な人材の抜擢や規制緩和で商業振興を図るなど改革者の面が支持されている信長、わらじ取りから天下人への立身出世のシンボルで有ったが、秀次事件・朝鮮出兵など利己的な面をみせた秀吉は景勝・兼続主従の下位に落ちた理由ではとなっています(景勝・兼続主従人気は大河ドラマの影響もありますね)
経済成長時は「利」が重んじられたが、今は「義」が重んじられるようになったと解説された。三成の10位はお二人とも想定外だったらしい、確かに「天地人」での小栗旬で人気アップもあるが、歴史好きな方は、既に三成の人物を評価し前ランクでも7位に入っていまので以外とは思いません。特筆は9位の竹中半兵衛でしょうね、ご存じ秀吉の官兵衛と並ぶ軍師です、蜀の諸葛孔明のような存在ですね、前ランクでもランクインに近い存在でした。斎藤家家臣時代には信長の美濃攻略を撃退し、斎藤家の現状を見据えお仕置きの意味で僅か16・7人で難攻の斎藤家居城である稲葉山城乗っ取り事件など知恵者ぶりを発揮し、斎藤家滅亡後は信長に仕えます、秀吉の参謀として中国攻めに加わるも36歳の若さで病没してしまいます、知恵を駆使して大業を成す、高評価でランクインした半兵衛のでしょう。
「カリスマ性」「実行力・決断力」が求められ、武勇と知恵を持って領国の版図を広げ、商業振興で領国の繁栄を促した武将が人気なのですね。今の政治家には感じられないのも事実ですね。
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陪臣でランクインした武将、直江山城守兼続、竹中半兵衛重治、石田治部少輔三成
三成はちょっと砕けて、小栗三成です。
私なりのランキングも有りますが、いずれ紹介させて頂きます(何だレベルかも知れませんけど)
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NHK古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」 [fuzzyな日記]

NHKが制作する古代史ドラマスペシャル、「聖徳太子」「大化改新」に継ぐ第3弾「大仏開眼」が放映される。
4月3日(土)10(土)の2週連続、19:30~21:00 NHK総合にて
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「東大寺盧舎那仏」建立のドラマである、遣唐使の吉備真備(吉岡秀隆)と聖武天皇の娘:阿部内親王(後の女帝孝謙天皇で称徳天皇として重祚している、石原さとみ)そして藤原仲麻呂(高橋克彦)をメインキャストに、8世紀の天平文化華やぐ頃、藤原氏と振興勢力の大和朝廷内の権力闘争、大仏建立に執念を燃やす聖武天皇、その人物達と大仏建立に纏わる話をドラマ仕立にした、なかなか興味深い作品になりそうです。前2作も非常に興味深く面白かったです。キャストの顔触れは前2作に比べやや淋しい感じです、脇役をしっかり固めているのでしょう、まだ不明なキャストです。
*重祚とは、一人で2度天皇に就くことで、歴代で二人存在します、前記の46代孝謙・48代称徳天皇と35代皇極・37代斉明天皇です、くしくも共に女帝なのです(歴代女帝は8人で延10代)
ちょうど平城京遷都1300年、意外と歴史上でも興味の有無が分かれるこの時代は、ドラマには成りにくいですねNHKならではと言って良い題材の作品です、是非見逃さないようにしなければと思っています。
下記映像は、以前にも紹介した「聖徳太子」です。

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歴史のライバル?>上野寛永寺と芝増上寺 [fuzzyな日記]

歴史上のライバルは、武将などの人物だけでなく、寺社仏閣にも有るのです。今読んでいる小説での話ですが成るほど確かにライバル関係とも謂えるのです、あくまでも私の読んだ本での話です。
上野:寛永寺と芝:増上寺 共に徳川将軍家の菩提寺(霊廟)として権勢を誇った寺院なのです。
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天台宗総本山:東叡山寛永寺
徳川家光が開基、開山は天海僧正、江戸の鬼門に造営された将軍家の祈祷所であったが、4代家綱の墓所を造営し、その後菩提寺となる。17世紀3代管主を皇族から迎えるようになり、日光山山主・比叡山座主を兼ね天台宗大本山となる、管主は代々輪王宮(三山管領宮)が務める。幕末戊辰戦争時に彰義隊が上野山に籠り、新政府軍と戦になった上野戦争で根本中堂を始め伽藍が消失し弱体する。
15代将軍の内、6将軍の墓所を造営(4代家綱・5代綱吉・8代吉宗・10代家治・11代家斉・13代家定)
家定夫人の天璋院篤姫も葬られている。顔触れは豪華ですかね、御犬公方綱吉に暴れん坊将軍吉宗、大河ドラマでヒロインとなった篤姫がいます。
増上寺が在るのに家光は寛永寺をなぜ開基したのでしょう、天海僧正の進言も有ったと思いますが、父の2代秀忠と同じ処に葬られるのを嫌った、また2代秀忠を否定しているとも思えます。家光の遺骸は遺言により、当初増上寺に葬られ、その後日光輪王寺に改葬されました。
三縁広度院増上寺
室町時代に開基された寺で麹町辺りに在ったが日比谷に移転、その後芝に江戸の裏鬼門として家康により移転させられた、本来の徳川将軍家菩提寺(霊廟)である。菩提寺になった経緯は家康が江戸入府の際にたまたま家康が通り掛かり、源誉存応上人と知り合ったからとされている。
2代秀忠の墓所が設営され徳川将軍家菩提寺となるが、寛永寺が家光の代に開山され新たに菩提寺になり交代で将軍の墓所を造営するようになる。交代なら1代置きでないのか、疑問ですね。
こちらも6将軍の墓所を造営している(2代秀忠・6代家宣・7代家継・9代家重・12代家慶・14代家茂そして和宮も葬られています。
上野寛永寺と芝増上寺は宗派が異なります、寛永寺は天台宗、増上寺は浄土宗、宗派はあまり関係ないのですね。ちなみに、初代家康は当初駿府久能山東照宮に葬れ、その後東照大権現として日光東照宮に改葬され祀られています、3代家光は同じく日光輪王寺大猷院に祀られています。*ここで家光の家康実子説が出てきます、家光の守袋に「二代権現・二代将軍」と書かれた紙が入っていたとのこと、ゆえに二人だけが日光に祀られていると謂われています。15代慶喜の墓所は?仏式でなく神式で葬られ寛永寺墓地に在ります。
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また廟所は高野山にもあり、東照宮は上野・仙台始め各所にあります。増上寺の建造物は、プリンスホテル敷地内に存在します、西武により所沢不動山にも移築されています。訪ねる旅も面白いかも知れません。

スポーツ好きの私は冬季五輪が終わり、なぜか選手でもないのに燃え尽き症候群のようです。明日はサッカー日本代表戦がありますが、気持ちが盛り上がりません。野球が開幕までこんな調子なのかな、春よ来い早く来い。
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最強軍団>赤備え&チームパシュート [fuzzyな日記]

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連日楽しんだバンクーバー五輪も間もなく閉会式を迎えることになりました、日本選手団を応援し続けましたがもう終わりですね(おっと、女子スピードスケートの団体追い抜きパシュートが残っていました、世界ランク3位の日本自分でも期待の種目としていたのに・・・ベスト4で準決を迎えます、ランク1位のカナダ2位のロシアがまさかの敗退で、準決勝のポーランドに勝てば銀メダル以上が確定します、しかしWランク9位と格下のポーランドですがロシアを破り侮れません、タイムも日本の3:02:89とは0.01秒差の3:02:90なのです、また一方の準決勝のドイツは3:01:95、アメリカも3:02:19と日本を上回っています、メダルの期待も有りますが力を出し切ることで、メダルが付いてきます、がんばれニッポン!)

オリンピック期間でも、好きな歴史小説は暇をみては読んでいました、やはり歴史ものは面白い。ふと気が付いた
歴史小説を読んでいると、「赤備え」の軍団が登場する。甲冑や旗指物そして武具を朱塗りに統一した軍団です。
「赤備え」は最強軍団として敵に脅威を与える存在で戦場では一際目立ち、精鋭を揃えないと敵の標的になり、壊滅的な状況に陥る危険性のある軍団なのです。*赤は敵も味方も興奮させてしまう効果がありますからね。
「赤備え」は武田軍の甲山の猛虎として畏れられた飯富虎昌が始めたとされ、その没後、弟の山県昌景に引き継がれ、武田軍の中心的最強部隊となります、赤備えは武田家の象徴的部隊なのです。「山県の赤備え」は所謂本家なのです。確かではないが、赤備えは山本勘助が鍋島の赤備えを武田家にもたらした説もある、また武田家には五色の備えがあり、有力武将がそれぞれの色で軍団を率いたともされ、赤備えはその中で先陣をつかさどった飯富家があまりの強さに、いつしか武田と謂えば赤備えと言われるようになったとも伝わります。映画「天と地と」でも、武田の赤に対し上杉の黒で統一された具足が用いられ、やはり赤は武田の象徴の色なのですね。

*具足(甲冑など戦闘服・武器)は高価な物なので、足軽には「お貸具足」として領主や有力武将が用意し貸与えます。
武田氏が勝頼の代で滅ぶと、武田家家臣の多くは徳川家に召抱えになり、山県家の家臣は井伊家に引き取られここで「井伊の赤備え」となり継承されていきます。徳川家重臣で彦根城主となった井伊直政は武勇に誉の高い武将で、豊臣秀吉と徳川家康が戦った「小牧・長久手の戦い」で井伊家の赤備えは大働きの武功をたて豊臣軍に「井伊の赤鬼」と恐れられました。井伊家の赤備えは幕末まで続けられましたが、過日の最強ぶりは無く、長州征伐の際は標的にされ、具足を脱ぎ捨て潰走したと伝わります。*強いうちは良いのですが、そうでなければリスキーな赤備えなのでした。
他に赤備えで有名なのは、真田幸村こと信繁が、大坂夏の陣で率いた「真田の赤備え」ですね、精鋭を率いての天王山口の戦いで中央突破を図り、家康本陣にあと一歩まで肉薄、家康を驚愕せしめた「真田の赤備え」真田幸村と共に歴史に名を残しました、真田信繁を賞し「日本一の兵(つわもの)」と言わしめました、赤備えと聞けば、真田を連想させる方が多いのではと思います。真田氏は武田家の家臣団に属していましたので、「真田の赤備え」も「武田の赤備え」を継承した正統ですね。
その他の武家でも、赤備えをした軍団があったでしょう、後北条は五色の軍団を揃えていました、白・黒・赤・青・黄の五備えで、各方面部隊で色分けされ、赤は北条綱高(甘粕城主)有名な北条綱成は地黄を担当したと言われています。ついでに、奥州伊達家の黒備えも有名ですね、大坂夏の陣で真田の赤と伊達の黒が相まみえましたことが連想されます。
「赤備え」は赤で統一された軍団をさし、赤づくめの武将は「朱武者」と呼ばれます、武将では人気の「前田慶次朗」が有名ですね、赤の具足に朱の大槍で天下無双の働きをする武辺者、今では大人気の武将ですね。
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これからも、スポーツや歴史など、きままに(FUZZYに)記事を書いて行きます、宜しくお願いします。
*コメントやNICEを頂いたことに対して礼を欠いています、ご容赦ください。
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スポーツ大好きLXXXIV>宮里藍米ツアー2勝目&カーリング [fuzzyな日記]


連日バンクーバー五輪に注目しているさなか、嬉しいニュースが飛び込んできました。
女子ゴルフ米ツアーで、宮里藍ちゃん(親しみをこめて)が、ツアー開幕戦最終日に首位に6打差から逆転優勝です。オリンピックならさしづめ金メダル獲得、五輪はまだ金メダルが有りませんから、本当に嬉しいニュースです。
昨年はツアー初優勝をし賞金王にあと一歩及ばず賞金獲得ランク3位でしたが、幸先良いスタートとなりました。
試合は首位ぺテルセンを追いかけ7番のイーグルで弾みがつき、その後バーディーを6個重ねての大逆転です。
今年は各試合のポイント制の年間最優秀選手を狙うと公言しツアーに臨んでいます、強い志から最後まで諦めない精神力に女神がほほ笑んだのでしょう。おめでとう藍ちゃん、大いに期待しています。
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バンクーバーのカーリング娘は、今日はWヘッダアーでロシア・ドイツと対戦しました。
ロシア戦は0-6の劣勢からの大逆転、カーリング娘の最後まで勝負を諦めず(藍ちゃん同様)最後まで集中力を切らさない姿に感動すら覚えました。これで3勝2敗と勝ち星先行です。
ドイツ戦はWヘッダーに影響か、前半やや精彩を欠きリードを許すと、その後も流れは来ず敗戦、3勝3敗となり余談を許さない状況になりました、侮れない相手と考えていましたが、残念な敗戦です。
ベスト4に残るには6勝3敗でないと厳しい状況で、もう負けられません。残る試合相手は、強豪スウェーデン・スイス・デンマークです。前日にも記しましたが、対スイス戦が山となるのは間違いない状況です。スウェーデンに勝つことはかなり難しく、デンマークに勝つとして、5勝4敗か4勝5敗では天と地の差です。スイスに勝ち5勝4敗なら、他国の結果次第ですが、スイスと並び4位の座をかけタイブレークの可能性を残すのです、5敗なら予選敗退です。
*試合結果をみると、上位と下位に決定的な差は無いですね、1点差で勝敗を分ける試合が多いのです、集中を切らさず一投一投に魂を込めた納得のショットが勝利へ繋がると思います、頑張れニッポン。
気になる放送予定は、明日午前7時からTV放映です、早起きして応援です。

映画・・・「三国志」アンディ・ラウ [fuzzyな日記]

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三国志と謂えば「レッド・クリフ」がヒット注目を集めましたが、同時期(パートⅠ)に上映された、アンディ・ラウの「三国志」がWOWOWで放映されました。ラウの演ずる「常山:趙子龍」こと蜀の五虎大将軍:趙雲(常勝将軍として人気ある)が主役で,主君劉備の子阿斗を助ける「長坂の戦い」てから「赤壁の戦い」以降の北伐など壮絶な戦いを通し趙雲の半生、「三国志演義」を基に脚色を加え、生き様を描いています。脇をこの映画のオリジナルキャラとして曹操の孫娘で魏の大都督:曹嬰にマギーQ、趙雲の兄貴分で監督・俳優で著名なサモ・ハン・キンポーが固めています(マギーQはとても綺麗な女優ですし、サモ・ハンは良い味をで出しています)、映画邦題が「三国志」なのですが、付けるなら「三国志:趙雲伝」ならタイトルと内容が一致し、三国志ファンの興味をより引きつけたのではと思います。この映画は「三国志」と謂うよりも、アンディ・ラウの趙雲を描いた映画ですね。
レッドクリフは莫大な製作費と宣伝費をかけ、スケールも壮大でしたし映像も華やかなる物でした、呉の大都督:周瑜と妻:小喬のラブロマンスも盛り込まれ女性でも楽しめたかと思います、中日米韓の合作故かな。ただ蜀ファンには物足りなかったと感じます。一方、こちらの「三国志」は趙雲を軸に骨太な男達の戦いがメインで男くさい映画となっています。派手な映像は無く、とにかく曹嬰率いる魏軍と趙雲の蜀軍が激しい戦闘を繰り広げます。本当に男臭さの漂う映画です、こちらは香港映画ですから、アクション映画の趣もあり、その視点で楽しむべきかも。
「三国志」好きな方、「レッド・クリフ」を観たら、こちらも如何ですか。そして以前紹介した「墨攻」と合わせて観るとアンディ・ラウの魅力も伝わるのではと思います。

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剣豪>幕末 [fuzzyな日記]

幕末の剣豪達よ!
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「龍馬伝」に千葉道場(桶屋)が出てくる、剣の修行に江戸を訪れた龍馬が千葉道場(道場主は千葉周作の弟定吉)娘佐那に打ちのめされるシーンで幕末の剣豪に興味が湧き、少し調べてみた。
道場剣術の剣豪は竹刀や木刀を用いての強さで、実際に真剣での勝負は強さが分からないが、剣豪と呼ばれた人物を列記してみます。当然、千葉周作の名が一番に挙がりますが、沢山います。
★天保の三剣豪と呼ばれたのは
男谷信友>幕臣で講武所の師範、「君子の剣」と呼ばれ人間的にも優れたとされ、直心影流の剣豪
島田虎之助>豊前中津藩士、男谷信友に弟子入りし剣を学び、やがて勝麟太郎(海舟)が弟子入りした剣豪
大石進(種次)>柳河藩士、神陰流を学び自ら大石神影流を興した剣豪、突きの名手で男谷と互角以上の剣豪
★幕末三大道場・・・「技の千葉・力の斎藤・位の桃井」と呼ばれる
千葉周作>北辰一刀流を創始した千葉周作「玄武館」を開く、前記で龍馬も弟子入りしるが、清河八郎(庄内藩:幕府浪士組)・山岡鉄舟(幕臣:無刀流開祖)・山南敬助(新撰組)を輩出
斎藤弥九朗>神道無念流の「練兵館」、長州藩士が多く剣術を学ぶ、桂小五郎・高杉晋作(長州奇兵隊)を輩出
桃井春蔵>鏡新明智流の「士学官」、武市半平太(土佐勤皇党)を輩出
★新撰組の隊士は剣豪揃いと謂われ、実戦の強さで名を残しています(小説で誇張されている部分もある)
近藤勇>ご存知新撰組局長、町道場「試衛館」の天然理心流、浪士組から新撰組、名刀「虎徹」を駆使した剣豪
土方歳三>同じく新撰組副長、近藤と同じ道を歩み、戊辰戦争で幕軍として戦う剣豪
沖田総司>美貌の天才剣士、近藤を慕い新撰組に身を置き一番組隊長、新撰組で一番人を斬った剣豪
斎藤一>新撰組三番組隊長、明石藩出身で新撰組に入隊する、剣の腕前は新撰組一と謂われる剣豪
吉村貫一郎>小説「壬生義士伝」の主人公、盛岡藩出身で北辰一刀流の使い手で斎藤と互角の剣豪
長倉新八>新撰組二番組隊長、松前藩出身斎藤と共に剣術指南をする神道無念流の剣豪
★他の幕臣
伊庭八郎>幕臣で「錬武館」心形刀流伊庭道場の御曹司で幕臣として最後まで戦った剣豪
佐々木只三郎>幕府見廻組隊長、「講武所」の師範、龍馬を斬った男と謂われた神道精武流の剣豪
★人斬りで有名な剣豪
桐野利秋>「人斬り半次郎」で有名(残る資料では一人しか暗殺していない)薩摩自顕流の剣豪
*、薩摩と謂えば示現流を思い浮かべますが、自顕流は示現流の流れで幕末期は自顕流が主であった、初太刀の威力は新撰組にも恐れられた剣術です。
岡田以蔵>「人斬り以蔵」として有名、武市半平太の「士学館」に学び小野派一刀流の土佐勤皇党の剣豪
まだまだ、剣豪と謂われた人物は沢山いると思いますが、剣豪として有名な人物を挙げてみました。
実戦では誰が一番強いか知る由もありません。剣豪たちも戊辰戦争が始まれば抜刀術に長けても、銃の威力には屈してしまうのです、室町・戦国時代に産まれていたらどうであったのでしょう。
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加来耕三氏監修、岸祐二氏著
剣の時代は終わりなのかなと思いきや、幕末の剣豪関連の本は意外に出ているのです。
タグ:幕末 剣豪
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