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慈覚大師開祖の東北の寺 [fuzzyな日記]

奥州史小説を読んでいると、慈覚大師が創建の寺院が多く出てきます。有名な寺院の中尊寺、毛越寺、立石寺、瑞巌寺、慈恩寺、円通寺(恐山)などをはじめ、東北各地で331の寺院だそうです。
慈覚大師は大師号を賜る前は円仁。壬生(栃木県壬生町)に生まれ僧門に入ります、比叡山・延暦寺に学び、遣唐使として唐に渡り修行・勉学し帰国、比叡山・延暦寺3代座主になります。各地を巡り寺院を開いていきます。関東にも多くの寺院(川越喜多院、岩槻慈恩寺など)を残しその数209を数えるそうです。東日本トータルで大小あわせて540にもなります。(全部がほんとうか疑わしいのですけどね)
その中で私が訪れた大所では、岩手平泉の「中尊寺」初代清衡が建立、奥州藤原氏4代が祀られています。光輝く「金色堂」が有名です。*藤原氏のミイラを安置された廟所
平泉「毛越寺は2代基衡は建立し、平安文化の回遊式庭園が有名です。当時を偲ばせてくれます。
*私が訪れたのは冬でした、雪深くないのですが中尊寺も毛越寺も雪化粧をしていました、毛越寺の庭園は雪に包まれては折角の庭園が観難く残念でしたが中尊寺は風情がありました。平安京の都を凌ぐとも謂われた古都平泉は今は寂しい限りですが、当時に思いを馳せながら散策は良かったです。
★松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」まさに、かつての栄華は何処にの想いです。


宮城松島の「瑞巌寺」は伊達家の菩提寺で、風光明媚な景勝地の松島に在り、鬱蒼とした木々に包まれ霊場の趣があります。夏冬訪れ、それぞれ異なる趣が味わえました、特に冬の五大堂は良かったです。
★松尾芭蕉の「ああ松島や松島や」ほんとうに言ったのでしょうか?

山形「立石寺」は別名「山寺」として親しまれ多くの方が訪れています。此処に訪れたのも冬でした(東北は冬行くことが多いですね)麓の山門から頂上の五大堂まで登りました。雪降る中、、雪で埋もれた階段には苦労しました、特に下りはお尻ですべり下りました。途中で野生のカモシカに遭遇しながら行き着いた五大堂からの眺めはまさに水墨画の世界で感動ものでした。(妻と娘は麓の茶屋で休憩・・・寒いがら嫌だなんて)夏訪れればまさに★松尾芭蕉「閑かだや岩にしみいる蝉の声」わかります。 

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リュカ

中尊寺、この夏旅行で訪れるつもりでした。
残念ながら、父母が入院しちゃったので延期^^;
来年あたり、機会があったらいいな~って思ってます^^
by リュカ (2009-09-08 22:14) 

fuzzy

りゅかさん、ありがとうございます。残念でしたね、平泉は世界遺産登録にもれましたが、町は盛り上がりを見せています。是非機会があるといいですね。
by fuzzy (2009-09-09 13:53) 

袋田の住職

去年のちょうど今頃栃木県を巡回して、壬生のあたりにも行きました。
その時、慈覚大師の出身地だと知ります。
東北には慈覚大師に関係したお寺がありますね。
by 袋田の住職 (2009-09-11 14:15) 

fuzzy

袋田の住職さま、ありがとうございます。これほど高僧な方がなぜ東北にお寺を創建したか理解しがたいです。奥州藤原氏の意向ですかね?
by fuzzy (2009-09-11 17:38) 

袋田の住職

奥州藤原氏の財力と影響力はすがかったようです。
常陸の佐竹氏、岩城の磐城氏とも姻戚関係を結ん影響力をおよぼいます。
源頼朝もその力をかなり恐れていましたね。

by 袋田の住職 (2009-09-21 09:33) 

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